こんにちは!まゆ先生です。
本日は風邪の時に風邪薬は飲んでいいのか?についてお伝えします。
風邪の時には、病院ではいわゆる鎮咳剤(咳止め)や去痰剤(痰切り)などが処方されます。
時に、そういった薬を飲んでいいのか、質問されることがあります。
以前(やすまゆ通信第4話)、
風邪の症状を抑えてしまうとどうなるかを書きました。
そのため、風邪薬で症状を抑えるのはいけないと思ってしまわれたかもしれません。
風邪の薬は、あくまで症状を軽くするためのものです。
風邪そのものを治す薬ではありません。
風邪は多くはウイルス感染で起こり、
風邪は体が免疫反応を使って治していきます。
そうです、風邪を治すのはあくまで、私たちの体システムなのです。
熱を出すのは、ウイルスの増殖を抑えるため。
咳が出るのは、ウイルスを体外に追い出すため。
痰が出るのは、痰の中にウイルスを閉じ込めて体外に追い出すため。
それぞれの症状には、大切な働きがあります。
そのため、その症状を抑えてしまうと、風邪の治りが遅くなる可能性があります。
しかし、そういった症状が激しいと、
それだけで体力が奪われてしまうこともあります。
そういうときは、症状をとる薬(風邪薬)を使っても問題ありません。
ただ、風邪薬で症状がよくなったからといって、
治りかけで無理をすると、
風邪をぶりかえしたり、新しい風邪にかかったりします。
風邪の時に体がだるいのは、
ゆっくり寝て休んでほしいという体からのサインです。
そのサインを無視してはいけません。
たとえ風邪薬で症状が軽くなってたとしても、
温かくしてゆっくり休んで、
体の免疫反応が働くのを邪魔しないようにしましょう。
また、風邪の時の漢方薬は、
風邪の際の体システムの反応がうまく働いてくれるよう、
サポートしてくれるものもあります。
ただし、体質によって飲めるものと飲めないものがありますので、一度ご相談ください。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
まゆ先生