予防接種はやっぱり大事?
子どもは赤ちゃんの頃からお母さんのお腹にいる時にお母さんの免疫をもらいます。
体の中に病原体が入るとこの免疫という仕組みで病原体を攻撃します。
しかし、お母さんからもらった免疫も数か月すると消えてなくなってしまいます。
お子さんは成長する段階で様々な感染症にかかり、自分で免疫をつくっていきます。
保育園などでたくさんかぜをひきますが、これは免疫を鍛えるために必要な段階です。
かぜはワクチンで防ぐことができませんが、はしかによる脳症、ポリオ、風疹による先天性風疹症候群など、後遺症が残ったり致命的になりうる感染症は、ワクチン接種により減らすことができるようになりました。
ワクチンを接種することで病原体に対する免疫を作り、感染症にかかってしまっても軽く済むこともあるので予防接種は大切だと考えます。
副反応が不安で、ワクチン接種をためらわれることもあるかもしれません。
そんな場合には、ぜひご相談ください。
お子さんにとってのベストを一緒に考えていきましょう。
予防接種の種類や接種の時間帯は?
当院では必要なワクチンはほとんど全て接種する事ができます。
今は接種するワクチンの種類が昔に比べて多くなっています。
そのため、スケジュールをどうしたらいいのか、わからなくなってしまうこともあるかと思います。
接種の時期がわからないなどご不明な点はお気軽にお問い合わせください。
ワクチンを途中まで接種したけど、今後どうしたらいいのかわからない場合も、相談に応じます。
お子さんにとってベストな接種スケジュールを一緒に考えていきます。
クリニックには、感染症の患者さんも多く来院されます。
そのため、感染防御の面から、予防接種は予防接種予約枠での接種をお勧めしています。
3歳以上で都合が合わない場合には一般外来時間で行いますが、副反応への対応のため17時までにご来院ください。
また、予防接種による副反応は接種翌日に起こることもあるため、3才未満のお子さんへの予防接種は、休診前日は見合わせています。土曜日は接種を行っておりません。
予防接種については、窓口受付もしくはお電話にて承ります。
TEL:052-800-1211
予防接種の種類
- B型肝炎
- ロタウイルス(ロタリックスのみ)
- ヒブ(インフルエンザ菌b型)
- 小児用肺炎球菌
- 二種混合
- 五種混合・四種混合
- 不活化ポリオ
- BCG
- 麻疹風疹混合(MR)
- 水痘
- おたふくかぜ
- 日本脳炎
- インフルエンザ
- 成人の麻疹風疹混合(MR)、肺炎球菌、帯状疱疹(シングリックス)、子宮頸がん(シルガード9)は内科で接種できます。
予防接種参考サイト
- 日本小児科学会の「知っておきたいわくちん情報」 (日本版 Vaccine information statement)
- http://www.jpeds.or.jp/modules/general/index.php?content_id=22
- 『KNOW★VPD!』VPDを知って、子どもを守ろうの会
- http://www.know-vpd.jp/